Ⅰ. スワーフ加工
* 工具の側面を加工面に沿わせるように工具を移動させて加工をします。
* 加工する面をルールド面(相対する2曲線の間を直線で結んで作られる面)で近似し、実際の加工とモデルの面間の最大誤差を報告します。これによって通常ルールド面ではないインペラブレードの加工も可能です。
Ⅱ. 5軸輪郭加工
* 工具が、曲面上の輪郭線に沿って移動しながら加工します。
* 工具の向きは、加工面に対し垂直方向になりますが、 面の垂直方向がはっきりしないエッジ上でも制御可能です。
* 3D曲線のエッジに沿って面取り加工をすることができます。「アンダーカット面取り」ではモデルの内側に面するエッジを面取りできます。
Ⅲ. 5軸コンポジット加工
工具動作パターンと、工具オリエンテーション(軸方向)を個別自由に組み合わせた工具動作で加工をします。
これら、工具動作パターンと工具軸コントロールの組み合わせに対し、4種類の工具進入・退出アプローチ、3種類の切削送りリンク、15種類の早送りリンク(加工完了箇所から次の加工箇所への移動方法)を組み合わせることによって、部品のすべての領域を加工することができます。最も強力で汎用性の高い5軸加工サイクルです。
Ⅳ. インペラー加工
* インペラーのチャンネル部(ブレード間)の荒取り動作を自動で作成できます。
* ハブ面の仕上げ加工パスを自動で作成できます。
* インペラーブレードがルールド面
(相対する2曲線の間を直線で結んで作られる面)
でない形状にも対応できます。
* スプリッター付きのインペラーも対応します。
* 工具干渉チェックにより、現在の工具で到達できる領域まで加工したのち、そこからより小さい工具で再加工することができます。
* 回転軸をひとつロックして4軸で荒加工をすることが可能なので、加工時間を短縮できます。
Ⅴ. 5軸トロコイドチャネル加工
* インペラーやブリスク、べベルギア等の溝部の荒加工を、同時5軸トロコイド動作で行います。
* トロコイド動作で一定の工具負荷を実現しながら、加工形状は階段状にならず残り代一定にできます。
* 上記より、中仕上げ加工を省くことができ、荒取り加工の効率化との相乗効果で、加工時間を短縮できます。
* 壁に仕上げ加工パスを追加することができます。
Ⅵ.5軸スパイラル加工
* 一方の側に凸状の面、もう一方の側に凹状の面を持つモデルにおいて、最適化された加工パスを作ることができ、再荒加工や、中仕上げ加工の必要性を減らします。
* サーフェスに欠点がある場合に、CADモデルを修正することなくスムーズ化することができます。
Ⅶ. ポートミル加工
* ポートの内側を深く加工することができます。
* スパイン曲線に沿って工具軸の傾きを決定し、不必要な動作を最小にします。