米国DP−Technology社が開発した、3次元CAD/CAMシステムです。
その特徴は…
あらゆる工作機械に対応
ESPRITのみで、あらゆる工作機械に対応したデータ作成が可能です。
旋盤やマシニングセンタはもちろん、旋盤加工とミル加工の機能が完全に統合化されているため、複合旋盤にも抜群の能力を発揮します。
ミル系 | 旋盤系 | ワイヤーEDM系 | |
---|---|---|---|
単主軸単刃物台 | 多主軸多刃物台 | ||
2.5軸ミル加工 | 2軸旋盤加工 | 多軸旋盤加工 | 2軸ワイヤーEDM加工 |
5軸割り出し 2.5軸ミル加工 | 複合旋盤C軸割り出し加工 | 複合旋盤C軸割り出し加工 | 4軸ワイヤーEDM加工 |
同時3軸曲面ミル加工 | 複合旋盤C+Y軸割り出し加工 | 複合旋盤C+Y軸割り出し加工 | |
同時5軸曲面ミル加工 | 複合旋盤C+Y+B軸割り出し加工 | 複合旋盤C+Y+B軸割り出し加工 | |
複合旋盤同時3軸曲面加工 | 複合旋盤同時3軸曲面加工 | ||
複合旋盤同時5軸曲面加工 | 複合旋盤同時5軸曲面加工 |
表中の各系列で、下部ほどその系列内の上位の構成です。上位の構成は下位の構成の機能をすべて含みます。
単主軸単刃物台に関しては、複数主軸または複数刃物台をオプションで指定することができます。
加工についての詳しい機能紹介は以下のメニューからご覧ください。
▶ 複数スピンドル、複数タレットの同時同期制御
▶ 加工時間を70%短縮する高速加工
▶ 多彩な同時5軸加工
シミュレータを標準装備
材料や工具はもちろん、ホルダーやテーブルなど機械構造全体でのシミュレーション機能を標準装備しています。
工具干渉が生じた場合も、別途シミュレーションソフトを開くことなくすぐに修正作業を行うことが可能です。
切削NCデータのみではなく、材料受け渡しなどの付随動作のシミュレーションも行います。
干渉チェックはもちろん、サイクルタイムの短縮や空運転の手間を減らすのにも有効です。
簡単操作で半自動的に加工パス作成
ESPRITは、加工箇所を指定→加工方法を指定するだけで加工パスを作成することが可能です。
この手順を補助する便利な機能によって、操作をよりシンプルにしています。
Ⅰ. ダイレクトCADインターフェイス
左はAutoCADInventor、右はESPRITの画面です。
CADデータのもつ、パーツの大きさや穴の深さなどのフィーチャツリー情報をそのまま取り込むことができます。
ダイレクトインターフェイスに対応しているのは以下のソフトです。
Solidworks
SolidEdge
AutoCAD Inventor
CATIA(*1)
Pro-Engineer(*1)
NX(*1)
(*1):このダイレクトインターフェイスはオプションです。
Ⅱ. 旋盤フィーチャ認識
選択したソリッドモデルの左右の両端で旋盤加工のフィーチャを自動的に生成します。
わずか2度のクリックで旋盤フィーチャとワーク座標系を作成できます。
Ⅲ. Knowledge Base Manager(KBM)
ESPRITで使用される各種ノウハウをデータベース化して蓄積し、管理運用します。
これをKBMと呼んでいます。
KBMを活用することにより、入力されたソリッドモデルに対し、自動フィーチャー認識、自動工程割付、自動工具選択を行い、半自動的にNCプログラムの作成が可能です。
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